Craftsmanship
匠の技 — 手仕事が宿す時間TRADITIONAL TECHNIQUE
The Language Of Joints
継手と仕口が語る、木組みの言葉オークブリッジゾーンの職人たちが最も大切にしているのは、継手・仕口と呼ばれる伝統的な木組みの技術です。釘やボルトといった金物にできる限り頼らず、木と木を組み合わせる力だけで構造を成立させる。これは単なる意匠上のこだわりではなく、湿気や気温の変化で木が伸縮しても緩みにくく、修理や交換がしやすいという実用的な理由に基づいています。そして何より重要なのが、一本の丸太から木目を読み取る目利きの力です。同じ樹種でも木目の流れ、節の位置、繊維の密度は一本ごとに異なります。その表情を見極め、最も強度が出る向きで刃を入れる。この目と手の積み重ねが、何十年先も緩まない木組みを支えています。
FROM TREE TO FORM
Four Stages Of Craft
木が姿を変えていく、四つの工程Timber Selection
木材の選定
木目や節の位置、繊維の密度を一本ずつ見極め、用途に合った丸太だけを選び抜きます。
Seasoning
乾燥・養生
時間をかけて水分を抜き、木を落ち着かせることで、反りや割れの少ない安定した材へと導きます。
Hand Finishing
手仕上げ
鉋と鑿を使い分けながら、木肌の触感と光の映り方を確かめつつ表面を整えていきます。
Natural Oiling
オイル塗装
自然由来のオイルを何度も塗り重ね、雨風から木を守りながら経年の色艶を育てます。
BEYOND BRIDGES
Small Forms, Same Care
橋だけでなく、庭に佇む小さな造形にも私たちの手仕事は橋だけにとどまりません。庭に置かれる一脚のベンチ、縁側のように広がるデッキ、腰掛けにちょうどよい高さの縁台。こうした小さな造形にも、橋づくりと同じ継手の技術と木目の目利きが息づいています。座った時の重心の逃げ方、素足で歩いた時のデッキの温度感、雨上がりの木肌の匂いまで想像しながら、寸法と仕上げを決めていく。大きな建築だけでなく、庭のすみずみに配される小さな木のかたちにこそ、職人の手が最も濃く映し出されると考えています。
“道具が刻むのは木ではなく、— Oak Bridge Zone 職人の言葉より
その木がこれから過ごす歳月である。”
SEE IT FOR YOURSELF
See The Work
実際の仕事を見る橋、庭園、家具まで、これまでに手がけた仕事の数々をギャラリーでご覧いただけます。